悩めるうさちゃんさんのご相談
以前『妻側が単身赴任をした場合』相談させていただきました、、うさちゃんです。
あれから一年余りが経過し、司法修習も終えることができました。
当時、司法試験を合格できたものの、司法修習中に夫が同居を進めてしまうのではないかという恐怖を持っており、司法修習を辞退することをも考えていたのがついこないだのように思います。
さて、その後をお話ししていきたいと思います。
私の司法修習も間もなく終わりに近づいた去年の秋に、義父は長年の闘病の末帰らぬ人となってしまいました。
訃報を聞いた際、私は、「司法修習を中退して帰ろうか?同居してそばにいたほうがいいか?」と夫や義母たちに尋ねました。
私は正直なところ、「そうしてほしい」という答えが来るものだと、私の法曹の道は義父の死によって閉ざされてしまうんだと思ったところ、意外なことに、「うさちゃんは古い考えだね。もしかするとそういう考え方をする人もいるかもしれないけど、私はそうは思わない。裁判官になったうさちゃんを誇りに思う」という答えが返ってきました。
また、夫は義父の闘病が始まり、余命宣告をされた当時は死をきっかけに同居を考えていたものの、それまでの間に同居はしたくないという気持ちに変わっていました。
もうこれで私がずっと悩んでいた、「同居のせいで法曹の道を閉ざされてしまう」という不安はなくなったことになります。
春になると裁判官任官の日が来ます。
裁判官は転勤もあるため、司法修習に引き続いて単身赴任の日があるでしょう。
けれども、一番大きな不安だったことも無くなり、これから新しい人生が始まります。
あの当時に回答してくださった皆様方、どうもありがとうございました。