匿名希望さんのご相談
年少の男の子がいる母親です。
子育ての価値観について、教えていただけたらとおもいます。
私はこどもには、自分で考えてやらせて、親は後ろからついていく、という感じで育児をしています。
しかし、幼稚園に入り、
集団生活となるなかで、幼稚園の価値観をこどもに植え付けることに疑問があります。
例えば、男の子と女の子を明確にわけること。
女の子は赤で、男の子は青なんだよ、というようになりました。今までは赤の靴とかを好んでいたのに、幼稚園では女の子は赤のいろ、という分け方をしているため、息子もその価値観に染まりつつあります。
工作や絵、先生が見本を作り、または人形を持ってきてそれ通りに描いたり作ったりします。
息子は好きな絵を描いていて、たとえばお題はバナナなのに、オレンジ色で描いたりします。
すると先生からは、バナナは黄色だよという指示がきて、その後は黄色で描かなくてはいけません。
しかも息子のバナナはただの丸。
すると先生がバナナの書き方を教え、それを真似して完成させます。
他にもこうでなければならないがたくさんあり、修正されていきます。
私はこの長いものに巻かれるような教育、多数派教育みたいのが嫌です。
こどもは気にしていません。
夫はこどもを統率するためにはある程度は必要なんじゃないか、ただ、聞き流してもいいこともある。
といいます。
これから小学校へあがっていくとさらにこうなのかもしれませんが、個性が叫ばれるのに、個性はいやがれる。
令和になったのに昭和な教育に違和感があります。
みなさんいかがですか?
保育者ではないですが保育関係者です。
匿名希望さんの疑問は最もですし、国の動きとしても、匿名希望さんのお考えの方向で動いています。(現場まで十分に広まっていないのが現場ではありますが。)
保育・幼児教育は園によってかなり違いがあります。私立ならより一層。
一度ご地域のいくつかの園を見学されてみてはどうでしょうか?お子さん自身や親御さんがここならと思える場所に出会えますように。
親の方針に沿った幼稚園を見つける方が良いのではないでしょうか。
体験とか、説明を聞きに行ったら色々分かると思います。
今って結構両極端だと思います(私の地域だけかもしれませんが)のびのび幼稚園では、野山を駆け回って、園庭ではだしで遊んだり、焚火とか焼き芋とかしています。お絵かきも、紙からはみ出して描いている子もいます。
しっかり規則に従う所では、相談者様のお話のようです。
周りの人も、学校の地区とか考えず、自分の考え方に近い幼稚園を選んでいます。今の時代バスも出ていますから、気楽に決めています。小学校に入学してから「どこの幼稚園だったのー?」という会話が当たり前です。
ただ、小学校に入学してから、のびのび幼稚園の子達は「皆で〇〇しましょう!」というのに「えー!今やりたくない!」と大人しく机に座っている事が出来ない子が多いみたいです。(私だけではなく、周りの人もそう思っています)一年生の間は、落ち着いて授業を受けれる訓練期間みたいになっているようです。
参観日でちょろちょろしている子を見て『あぁ、〇〇幼稚園の子だね。あの子もあの子も・・・』って会話になっています。
もちろんちゃんと授業を聞けている子もいますが、他の幼稚園に比べて率が高いと感じています。
バナナは黄色ですよ、とかは、もうちょっと個性を大事にして欲しいよねとは思いますが、小学校に上がってからのバランスも考えつつ、自分の方針に合った幼稚園を探しなおした方が良いかと思います。
私自身、自由な発想を大事にする園に勤めていました。
男女を色分けする事なんて絶対ありませんでしたし、制作も自由な発想を取り入れていました。
そんな保育方針が、私自身好きで我が子もこんな保育をしている園に入れようと思っていましたが、今子どもが通っているのは、統率に重きを置いた園です。
そもそも、自由の幅って本当に難しい。ある程度統率していないと、今後困るのは子ども達自身なので、私の勤めた園では、子ども達の柔軟な意見を取り入れつつ、ある程度決められた方向へ持っていく様にしていました。
ですが、実際我が子が入園前に自由な園へ見学に行くと、自由な園は本当に自由で、他の方も仰られた様に、小学校に入った時に、目立つ動きをしている子が多いとよく聞きました。
きちんと座っているから良くて、ウロウロしているからダメという訳ではありませんが、他の子に迷惑をかけてしまっているのは、違うよねと思い至り、悩みに悩んで統率に重きを置いた園に通わせました。
結果、今は小学生ですが、その園で良かったと思っています。
先生の見本に沿った制作を幼稚園ではしていましたが、小学校では自由な発想で作る事が多く、『バナナは黄色』という様な事を知ったからこそ、自由な発想の幅が広がった様に感じています。
そもそも、園ではその様な方針でしたが、家では自由に作って遊んで意見を言って、としていましたので、本人の個性はそのままで大きく育っています。
長いものに巻かれろとは言いませんが、長いものに巻かれる術も知っている方が、今後生きやすいかな…というのが、我が家の方針です。
小学校で困らない為みたいに聞こえるかもしれませんが、今後どんな生き方をするにしても、ある程度周囲に合わせる、万人の意見を知るという事は、人と関わって生きていく以上必要かなと思っています。
とはいえ、主様自身が幼稚園の方針に納得出来ていないのなら、まだ年少ですし、他にも候補があれば転園も視野に入れてもいいと思いますよ。
私立の小学校に通わせない限り、親の意向に沿った園を選べるのは、幼稚園で最後ですから。(中学以降は本人の意見が強く出るでしょうし)
母子ともに楽しく通える方向に向かうといいですね。
私立の幼稚園はそれぞれ教育方針があり、
基本的にはそれに賛同したご家庭が入学されると
思います。
今からでもいくつかの園を見学して、
2年保育のタイミングで転園もありだと思います。
うちの子はいわゆるのびのび園で、
毎日泥遊び、水遊び。
障害のある子も受け入れる園でした。
デメリットは、
他の方も書かれていますが、
小学校に入った時に、ルールや決まりごとに弱いこと。
でもそれはわかっていたので、
我が家は幼稚園時にいくつか習い事をさせました。
プールとか体操とか。
「待つ」「指示を理解する」「つらくても頑張る」など
は身に付いたと思いますし、
小学校に入ってからトラブルはありませんでしたよ。
メリットは、
子供にとって、幼稚園は最高に楽しい場所だった、
ということです。
今日はなにして遊ぼう?お友達だいすき!の
期間を過ごせたことはなにより幸せです。
また障害のある子も一緒でしたので、
「大変なときは助けるのが当たり前じゃん?」という
のがごく自然に身に付いています。
入学して半年もすれば、
差なんてなくなってくるし、
幼稚園なんて関係なくなります。
子供の適応力ってすごいです。
お子さんの性格もあると思いますし、
良い園と巡り会えるといいですね!
森のようちえん系の見守る姿勢を重視する園をお勧めします。
一般的に幼稚園は小さな小学校。
保育園は保育出来ない家庭の代わりに保育するセカンドハウス(福祉)。と私は考えていて、近場に理想的な場所が無いなら少人数制の先生に余裕がありそうな保育園をお勧めします。
やらされる教育から自分で考える教育に変わっていけたら良いですね。幼稚園も小学校も中学校も。
教育が時代に追いついて無いのは悲しいですね。
私立の小学校受験を目指すような子供が、通いそうな幼稚園ですね。
そのご予定がないのであれば、思い切って転園してもいいかもしれませんよ?
幼稚園で学んだことなんて小学校に入ったらすぐ忘れますよ。うちの子はとても厳しい幼稚園で歌い方(口の開け方)、走り方(足の上げ方)まできっちり仕込まれ、走ると速い、歌うと上手い子だったのに小学校に入った途端、周囲に影響されてかすっかり教えを忘れてしまいました。
幼稚園で青い靴を履いていても小学校では赤が流行るかも。それくらいの気持ちでいないと今後ずっと不満でキリキリ舞しそう。あまり母親の理想を押しつけずに見守ってあげてはいかがでしょう。
赤レンジャーも009も男性ヒーローなのに、なぜ男子は赤を着ないんでしょうね。それは私も不思議です・・・
個性的であるべき、というのも親の価値観のひとつなんですよね、つまり、何でも大丈夫ってことです。最後は本人が選んでいくことですから、何を経験しても大丈夫です。ましてやまだ未就学さん。集団の中で平均的な行動をする方が落ち着く、そういう個性もあると思うのですよ。親の思う通りにいかない、ことを経験している途中ですね、子育て頑張っていらっしゃる方なんだと思います。よくやっていらっしゃると思いますよ。
お子さんと一緒にお絵かきや塗り絵して「先生はバナナは黄色だよって教えてくれたんだね。ありがたいね。バナナは黄色だもんね。でも今は、絵だしいろんな色を塗ってみよう。いろんな形のバナナ書いてみよ」とか「お母さんはピンクが好きだからピンクにしちゃお。青、緑、虹色のバナナなんかもどんな感じになるかな。バナナは黄色だけど、好きな色を塗るのも楽しいよね。お母さんはいろんなバナナの色塗ってみたいな〜」とか「本物のバナナにいろんな色を塗ってみようか」とか、家庭で多様性を養うと良いのではないでしょうか。
「赤は女の子の色なの?ゴレンジャーのリーダーはだいたい赤だけど、それについてはどう思う?」とか質問しても楽しいと思います。
あまり、教育現場を批判したり期待しすぎたりせず、家庭で来ることもたくさんある気がしますよ。
お子さんが困ってる訳じゃなければ、教育法を不審に思うより、先生への感謝とかを口にするほうが、子供に良い影響を与えるのではないかなぁ、とも思いましたよ。
こうではないと駄目ではなく、こういう考え方見え方もある、それとは違う考え方見え方もある、貴方はどう思う?何でそう思う?というのは大人になっても必要な感覚で、そこで個性や自由が生まれるのだと思います。
このいろいろな考え方や見え方を知って、認知の幅を広げていくのは子供時代には必要だと思います。バナナを黄色と知るのも、オレンジにするのがステキと感じるのも、もどちらも必要な事だと思うのです。
幼稚園選びの際に情報を得られていたら一番良かったと思いますが、
すくすく系、のびのび系、学習系で英語の講師が週に2度など、体育講師の指導がある。鼓笛隊に力を入れている。キンダーフェスティバルに超熱心。など合わないと子も親も大変な園もありますので。
親御さんが教育方針をはっきり持っておられるようなので、幼稚園選びの決め手はそれに近い方針の園や、集団行動を就学前に学んでゆく事が大切でも個性を曲げない園が理想だったですね。譲れない点は幼稚園選びの時に外さない方が良いです。希望に沿う園が無くやむなく選んだ場合等は、入園の願書を出した時から、こちら側から沿う形になるかと。(必ずしもそうでないと言う教育方針で、例えばお絵描きの時にこうです。とお子さんの個性を伝えておくのは良いと思います。)
その中でもどういった形で個性の尊重と、指導方法の違いの折り合いを付けられるか。譲れない所がある園に入れない事は大事です。
今回はお絵かきを例にあげられていましたが、例えば形が変わって
先生が赤い果物、な~んだ? 園児たち、 りんご! いちご! すいか!
黄色い果物な~んだ? れもん! バナナ! パイン!
こういう風にお絵描きとは別の場面につながる知育を考えての「バナナは黄色よ。」との指導だったのかもしれません。
価値観が固まってしまうのはおうちでほぐしましょう!園での何かの色分けが男の子は青で女の子は赤なのでしょうか。
ドラえもんは男の子で青だけど、アンパンマンは男の子だけど赤ですね。
だから女の子が赤って言う事はないのよ。お家で靴を選ぶ時、服を選ぶ時は好きな方で良いと言ってあげて下さい。
色々な園がありますから、あまりに指導方針が違いご心配なら途中で幼稚園を変わる事も1つの方法ですが、お子さんのお気持ちや混乱を避ける必要もあり慎重に方策を選んでください。
初めてのお子さんの幼稚園生活でしょうか?
子育てほぼ終わった者からの意見として軽く受け止めて頂きたいんですが、
子供の個性は生まれ持ったものと家庭環境でほぼ決まりますよ。
同じメッセージも受け止め方で全く違う解釈ができるという風に考えると分かり易いかな。
中学生ぐらいで周り(友達)の影響を受ける繊細な時期が一時的にありますけど
精神的に落ち着くと本来の自分に戻るんですよね。
なのでバナナの色が黄色と指定されたことぐらいで「個性」は無くなりませんよ。
それよりも、親が園や他の親御さんと馴染めないことの方がお子さんへの影響が大きいのではないかな。
お母さんが心穏やかにお子さんを見守る為に色んな園を見比べるのも良いと思いますよ。
保育園勤務のものです。幼稚園も保育園も園によって方針は全く異なります。入園前見学でしっかりと園の方針を確認された方がよかったかな、と思います…が、まだ遅くはありませんよ!保育園でも途中から転園されてくる方はいます。どうしても家庭の方針と合わないなら、転園しても大丈夫です。実際、私の勤務先は自由保育をうたっている園ですが、きちんとお勉強系の園が合わなくて転園してきた方もいますし、逆に寂しいですが自由すぎる園生活にご不満があり転園してしまった方もいました。ご家庭の方針と合う方が正直園としても、活動しやすいです。ですので、園見学の際は躊躇せず、しっかり気になる点やご家庭の方針を話して頂いて、納得するまで質問していただいて大丈夫です。
ちなみに、うちは自由保育、子どものやりたい気持ちをつぶさない、という指導をしていますが、それなりに良い点悪い点はあります。子どもたちが自分の気持ちをどんどん話し、伸び伸び行動しているのはとても楽しく、職員もやる気がでます。が、一方で公立小学校に入学後、座っていられず苦労した…という話も保護者様から聞くこともあります。(一年生は苦労しますが、だいたい三年生くらいにはきちんとできるようにはなっているようです。)ですので、うちの卒園児はそのまま自由な校風の私立小学校や、やる気をのばす国立小学校に進学するご家庭もいらっしゃいます。コメントされている方もたいらっしゃるように、幼稚園、保育園の生活くらいで、ご家庭で育ててきた個性がなくなることはないと思いますが、むしろ小学校での集団生活やそこにかかわる先生との触れ合いの方が、重要で難しくなってくることもあるかもしれません。
小さいとはいえ、「世間のものさし」と「自分の世界」は
ちがうときがあるということを学んでも害はないとおもいます。
押し付けられているとこだわっているのはお母さんなのでは?
もしかしてマイルドな発達障害がありますか?
丸いオレンジのバナナと黄色い長いバナナ両方の世界があり
両方尊重できると教えたほうがいいとおもいます。
どちらかじゃないといけないわけではないですし。
丸いオレンジのバナナを描いていて、幼稚園がお子さんのことを
悪い子・変な子みたいに公言したり扱うのだったら、
またちょっと問題は違ってくるとおもいます。
でも日本でもアメリカでもヨーロッパでも必ずその道は通ると
思いますよ。昭和とか日本とかそういう問題じゃないとおもいます。
幼稚園に不信感を感じるのは、もしかしてお母さん自身の
子どものときの経験を投影していらっしゃるのではないでしょうか。
将来大人として社会に出るために自分は何ができるかを考えて
選択されてみてはどうでしょう。
大事にしているのはもしかして子供のときのご自身の気持ちかも
しれないですよ。
たくさんのコメントをありがとうございました。
はじめての育児なので、先を見通すことが
できていませんでした。
この厳しさが小学校にいってから活きてくるんですね。たしかに、多様な価値観をしることは、
家庭でもできることなんですね。
そこから本人が選んでいく、
なるほどー、といったきもちです。
こう、と決めつけず、
幼稚園の意見だけにもとらわれず、
子育てしていきたいです。
ありがとうございました。