嫁入り物語:episode 7
今回は少し、私の母の話を…

だから私は母から姑の苦労話をあまり聞いた事がない。

5人の妹弟は、もちろん全員独身で
母は二十代で、あまり年の変わらない義妹や義弟の
母親代わりをすることになった。
4人の義妹はそれぞれ仕事を持ち、
OLや銀行員やデパガールといった
今も昔も変わらない、独身貴族だった。
一番下の弟にいたっては、まだ大学生で…

それはそれで大変だったそうだ。
妻であり、幼い私達の母であり、黒蜜酒店のおかみであり
5人の義妹弟の母親代わりでもあった。
で、その最たることは…

義妹の母親代わりとなって
4人の嫁入り支度を整えたことだった。

今でこそ、懐かしい思い出話として話せるが
当時は本当に大変で、何度も隠れて泣いたことがあったそうだ。
しかし、私の記憶では
いつもワイワイガヤガヤと楽しい大家族だった。
みんな嫁いだ後も盆暮れとなれば集まり再び賑やかになる。
(そんな時も、母は大変だったんだろうが…)
みんなから「ねえさん、ねえさん」と慕われ
嫁いだ先の苦労や悩みが多ければ多いほど
母は、頼りにされる存在になっていった。
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ほろりとしますねえ。
当時お母さんも大変だったでしょうが
娘のファッジさんに悟られないよう
一生懸命だったんでしょうね☆