高齢で一人暮らしの実母に、施設に入ってもらうには…

蘭子さんのご相談

認知症あり、要介護1で東京都心部で一人暮らし、87歳の母にどうやって介護施設に入ってもらうかに関しての相談です。
ファッジさんのブログは、受験の時の参考書のようで、毎日必ず見ています。
私はアメリカ東海岸在住(夫と子供二人あり。大学生の娘と9月から大学生になる息子)なので、あまり母の介護に時間が取れませんが、今のところ年に5回ぐらい実家に帰っています。
フルタイムで仕事をしているので長くて10日ぐらいの滞在です。
私に兄弟はいません。

母は週3回デイサービスに行き、ヘルパーさんは短時間ですが週6回お願いしています。
母はマダム義母に似て、マウンティングタイプ。
体は元気ですが最近とても怒りっぽくなりました。
社交的でしたが近所の仲良しだった人はほとんど亡くなっています。

相談は、どうやって母に介護施設・老人ホームを考えてもらうかです。
本人はいろいろなことが自分でできると思っているのでもちろん行く気はありません。
現状はデイサービスでお風呂に入れてもらわないと自分では入れない、食事の支度はできない(お惣菜をヘルパーさんに買って来てもらうか、自分で買うか)、洗濯はできる、医者の予約は一人ではできない、という感じです。
今まではデイサービスとヘルパーさんで何とかなっていたのですが、ケアマネさんから、デイサービスで他の方とのトラブルが目立つようになってきたので、有料老人ホームを考えたほうがいいと言われてしまいました。
トラブルは、母の短期記憶障害が引き起こしているようで、例えば席を変わってもらった5分後に、なんで私の席を取るの?と代わってもらった方に怒るとかだそうです。
また、デイサービスに行かない日は水分補給や食事が十分でなさそうです。今の所体重は減っていません。

もしこれからデイサービスに行けなくなると、日中誰とも話さなくなり、お風呂に入れない状況になってしまいます。
昨年転んででを骨折した時にショートステイを3ヶ月ぐらい利用しました。
滞在している間は食事が出てくるからいい、と言っていたのですが、戻ってからはああいうところにはもう行かない、ということになってしまいました。(でももう滞在していたことは忘れています)。
ほとんど出歩かないようになってしまったので足腰が弱くなり、一緒に温泉に行くとお尻に大きなあざがあったりして、転んだんだな、と思ったことが2度あります。

考えられることは別のデイサービスを探す(もっと認知症が進んだ方が利用しているサービス?)とか、ヘルパーさんに来てもらう時間を増やすとか、私が何もかも諦めて同居するとか(一ヶ月は滞在できるかも)? ただ、遅かれ早かれひとり暮らしができなくなると思うので、有料老人ホームの見学に一緒に行ってみたいと思っているのですが、何度も拒否されています。
『そんなところに行くわけないじゃない』
『あんたはたまにしかこないくせに』
『大丈夫だから放っておいて』
という感じです。

認知症のお母様お父様を説得して老人ホーム、介護施設にはいってもらった方にどのようにしたか、経験談をお伺いしたいです。
また、介護施設に入る以外に他の対処法があれば、アイディアを下さい!どうぞよろしくお願いします。


悩める蘭子さんに
みなさまアドバイスお願いします!


カテゴリー: 仕事, 夫婦, 子育て


高齢で一人暮らしの実母に、施設に入ってもらうには… への14件のコメント

  1. 青空 より:

    蘭子さんと同じ思いをしたあと、実両親を住居型有料老人ホームに入れました。
    母は認知症がすすみ、娘である私のこともわかりません。しっかりしていた父も80を過ぎてからぐっと老い、認知が出始めていました。
    兄と2人兄妹ですが、兄も私も実家から遠く離れたところに住んでおり、日常的に生活の手助けを出来る状況ではなく、近くに住む叔母が色々と気遣ってくれていました。

    掃除はできていない、料理もつくれていない、食べていないのに次々と食材を買ってくるから冷蔵庫の中は古くなったものであふれている、ゴミが出せていない、という状況でも、
    父はやはり蘭子さんのお母様と同じように、「ちゃんとやっている、構うな、施設なんか入るくらいなら死んだ方がマシだ」・・・と頑なに拒み、その拒み方が相当で、ヘルパーを入れることすら出来ず。

    長い間、頭を悩ませましたが「もうむりだ、施設に入れなければ」という決定打になったのは、家におかしな宗教団体が上がり込んでいたのが分かったのです。お札が箪笥の上にあり、この人たち(両親のこと)は霊がとり付いてるとかなんとか・・正直、現金でお金を渡していると証拠がないので、今までいくら貢いだのか今となっては分かりません。ほかにも後でわかったのですが、やはり宗教まがいのネームの印字のある箱に、おそらく買わされたのであろうネックレスがありました。このほかにも、判断能力のない老人を相手に!と腹立たしくなるようなことがありましたよ。

    結論は、本当に言葉は悪いですが、「だまして入所させた」です。正面から本当のことを説明しても、決してとりあってくれないと分かっていたから。
    お医者さんが定期的に見てくれる所にしばらく居ないといけないから、ちょっと行こうね、と言って連れ出して、そのままです。
    帰る帰ると言って大変でしたよ。夜中に施設の中をウロウロしたり。
    入所後、なぜか父は、「家に母親が待っているから帰らなければ」と言うんです。私にとってのの祖母ですが、もう30年以上も前に亡くなっています。それくらい、実は父も認知が進んでいたってことです。

    本当に辛い辛い作業です。どんなに自分を責めたか。兄も同じです。いい歳した40過ぎた兄妹2人、声をあげて泣きました。
    近くにいてあげられなかった申し訳なさ、住み慣れた家に居させてあげたかった思い・・でも、どんなに考えても、遠方で生活を、家庭をつくった現状は変えられないんです。認知症の老人が、守られた施設の中で、あたたかい食事をちゃんと食べて、清潔にしてもらって暮らせているって、本当にありがたいことです。
    もし2人で暮らしていて火事でも起こしたらと思うと、自分たちだけのことでは済まないし、一生悔やんでも悔やみきれないですもの。(実際、先日近所で90代の独居老人の家から火が出て亡くなる事故がありました・・)

    私自身は要介護1の義母と同居しており、それはさすがにイラッとすることもありますが(苦笑)、やはり一人住まいをさせたままでなくて良かったと思っています。

    アドバイスとなるコメントだったか分かりませんが・・
    どうかどうか蘭子さんのお母様が穏やかに過ごせますように・・

    • 青空 より:

      追記です。

      火事のお話し、なんだか怖がらせるようなこと書いてしまって申し訳ありません。こんなの読んだら不安で仕方なくなりますよね。。

      当たり前ですけど若返っていくことなんてない、今日よりも明日、明日よりも明後日と老いてゆきます。色々な切ない思いが駆け巡ると思いますが、お母様が安全に暮らせるよう、そして何より娘さんである蘭子さんが安心して暮らせるのが大切と思います。

      • 蘭子 より:

        青空さん、
        やはりだまして連れて行くんですね。水分補給ができていないので、実は昨日からショートステイに行っているのですが、1日だけと言ってだましてもらいました(ホントは一週間)。火事は心配ですよね。母はお湯を沸かすだけだったので、電子ポットにしました。今は電子レンジとトースターしか使っていないはず。

        他の方の経験談が一番ありがたいです。コメントありがとうございました。

  2. aya より:

     我が家もほとんど騙すようにして連れて行きました。普通の施設だとアルツハイマーで迷惑がかかるかと、グループホームを予約しておりましたので、「空き部屋が出ました。」の連絡と同時にこっそり入居準備をすすめ、決行当日、いつものような感じで訪ねていくと、なんと母の家にはお友達が来てました。
     お友達が物わかりの良い方で、かねてから一人暮らしが心配とよく訪ねてきてくれていた方で、最初は「いっしょに老人の家を見に行きましょう。」とお友だちも一緒に来てもらって、「わぁ、ご飯もお風呂もここでしてもらえるんですか?しばらく泊めてもらってもいいいの。わぁ、すごい。良かったね。」という感じで盛り上げて盛り上げて、そのうちお友達が「良かったね。じゃぁ、また来るね。」という感じで帰り、夕食の時間になったので、「じゃぁ、私たちは帰るけど、ホテルと思ってのんびりしていってね。」と帰ってしまいました。
     あとは、施設の方がなだめて、「帰る」と言うたびに、「明日の朝、迎えにきてもらいましょう。」などと延ばし延ばしで、ここまで来た感じです。どこかの時点で、ホテルではなく病院で、自分は入院の必要があるのだと自分で自分を納得させたようで、「お医者さんがあまり見に来てくれない。」など不平をこぼしますがだんだん慣れてきているようです。施設の方がみんな優しくてよくしてくださるのが救いです。

    • 蘭子 より:

      ayaさん、

      こっそり準備して、だまして連れて行く、ですね。私もそれかなあ。本人に判断力がないのでしょうがないですよね。施設の方やケアマネさんは認知症の方の対応がお上手なので、一旦入居すればなんとかなりそうですね。日本の介護に関わる方はみなさん優しくて、素晴らしいです。

      コメントありがとうございました。

  3. ぶた猫のママ より:

    蘭子さん、認知症のお母様のこと本当に心配だと思います。
    わが家も認知症の義父を遠距離介護で看ていました。だんだんと認知症が進んできても、かたくなに家に閉じこもり、デイサービスも行きませんでした。
    毎月、私か主人が交代で行って、病院に連れて行ったり身の回りのことをしていましたが、ヘルパーさんや訪問看護師さんにずいぶんお世話になりました。
    介護保険だけでは無理だったので、プラス実費でもお願いしてました。食事はへるぱーさんいお願いしていましたが、訪問看護師さんが来るときは、介護点数の関係で無理だったので、宅配のお弁当も合わせて利用してました。
    薬の管理や、戸締りなど毎日、朝、昼、晩とヘルパーさんか訪問看護師さんが交代で来るようにシフトを作ってもらいました。
    何かあるとすぐに私に連絡があって電話で済まない時は、駆け付けてました。
    体調を崩して入院した時にもうひとり暮らしは無理と言われました。5日ほどの入院でも認知症が進んで、自分では何も出来なくなってびっくりでした。
    施設にはすぐに入所できなかったので、順番待ちの間、ケアマネジャーさんや地域の相談員の方と話し合って、ショートステイを利用しました。
    義父にはホテルのようなところだからと言って連れて行きましたが、介護スタッフがあれこれ声掛けをして下さるのが良かったようです。
    施設は無理なら、同居するしかないと思っていましたが、結局、肺炎で入院、あっという間に帰らぬ人になりました。
    施設に入ったほうが、家族も安心だし本人も刺激があっていいと思うのですが、義父の場合は、絶対長男(主人)が同居して親を看るのが当たり前だとかたくなでしたから、自分の家から動きませんでした。
    熱中症や薬の管理、食事のことなど、問題山積みで何度もケアマネージャーさんや訪問看護師さんと話し合い。問題があるとすぐに飛んで行って、本当に遠距離介護の間は携帯が手放せませんでした。
    蘭子さんのように海外にいても年に何度もお母様の様子を看に帰って来るのは本当に大変だと思います。

    施設の入所は、家族が決めて決まったらどこかにお出かけするような感じで連れて行くしかないのかなと。
    お母さまを納得させるのは大変だと思います。

    • 蘭子 より:

      ぶた猫のママさん、

      コメントありがとうございます。大変でしたね。 男性の方がかたくなというのは聞いたことがあります。 母はまだデイサービスに行っているので、まだいい方ですね。

      どこかへお出かけするような感じっていうのはいいかもです。 母は旅行好きだし。私は母をまず見学に連れて行って、いくつか見てもらって、なんて考えてたので、ハードルが高かったんです。皆さんのコメントのおかげで、自分の考え方を変えたほうがいいんだと気付きました。

  4. こぴ より:

    私の母も認知症で、2年前からグループホームです。
    周りの勧めもあり、特養もグループホームも申し込んでおいたのですが、グループホーム一押しでした。
    空きが出て入所させた時は、週末毎に連れて帰る予定でしたが、現実には、ホームの方からの指導があり、「認知症には移動は混乱の元」で、
    一度も帰宅させてあげられていません。
    ただ、母は、2年間もホームにいるという自覚、記憶はありません。
    毎日、今朝きた、と思っているみたい。
    帰宅願望も、「ここが嫌だから帰りたい」というより「ここは自分の家じゃないから帰らなきゃ」という気持ちが強いようで、職員さんが上手に説得してくれています。
    お母さまが自分で歩けて、食べられるのなら、グループホームをお勧めします。
    特養も有料も利用者は「お客さん」扱いですが、グループホームは「家族」として関わってくれます。家事も手伝わせてくれます。
    あとから気づいたのですが、
    お年寄りは「子供に面倒かけたくない。金銭的負担を負わせたくない」という気持ちを強く持っていて、自宅以外のところに寝泊まりするとお金がかかる、というのも、入所を嫌がる理由のひとつのようです。
    「ここは一人暮らしの80歳以上の人に、市が無料でくれた部屋なんだよ」と言うと、「ただなの?なら良かった」と納得する時もあります。
    認知症の在宅介護は無理なものだ。
    ある時点で破綻する、と思います。
    その時は、被介護者の症状の進行が教えてくれます。
    あなたご自身が仕事を辞めて介護に専念なさる、という選択肢はお辞めになった方がいい。
    大家族でお手伝いさんを雇えて、その家族が介護や家事に協力的、なら別ですが…
    私もお手伝いさんを雇い、デイやショートを利用していましたが、母と二人暮らしで、大変でした。
    自分の限界が来る前に、冷静に施設選択、入所準備ができたことは、周りの方々の温かく厳しいアドバイスのおかげで、いま、大変感謝しています。

    • 蘭子 より:

      こぴさん、

      グループホームはいいなと思っていたのですが、要介護2以上と聞いています。 母は要介護1なんですよね。 だいぶ足が弱ってきましたが歩けて、料理はできなくなりましたが、洗濯は大丈夫です。でも、近くのグループホームに問い合わせのメールを出してみました。 コメントありがとうございます。

  5. ああちゃん より:

    蘭子さん、こんにちは。
    私の場合は祖父母ですが…。
    祖父母共に老人ホームにお世話になっています。認知症の症状が出始めた時に、有効だったのは「お医者様が○○と言っている」でした。
    特に認知の症状がある祖父の場合、「転院する」と言って老人ホームに入所しました。
    お辛いと思いますが、納得して入所というのはなかなか難しいと思います。でも、住めば都です。
    いくつか施設を変わりましたが、祖父母が納得して決めた所はありません。騙してというのは辛いですが、時には本人の意向と違っても、決断をするのが家族の役割かなと思います。

    余談ですが「転院」で老人ホームに入所した祖父はヘビースモーカーを卒業しました(笑)「病院でタバコ吸ってる人はいない」「先生に吸ってよいか聞いてから」とのらりくらりとはぐらかして、タバコもお酒もやめて、ますます長生きしそうです。

    • 蘭子 より:

      ああちゃん、

      家族が決断して進める方が良さそうですね。 私はどうも母の意向を気にしているため前に進めませんでした。意向もコロコロ変わるし。 お医者様には直接母に施設に入ったほうがいいと言ってくださっているのですが、母はずっと聞き流していました。 次回帰国時には私だけ老人ホームに見学に行きます。

      ありがとうございます。

  6. じゃがまりりん より:

    できり限りのことをされており、現状も大変な苦労をされてると思います
    お母様の記憶が曖昧になっていることから、他の方がおっしゃるように半ば騙す形で入所させるのが良いかと思います。
    お母様が納得するまで待っている間に症状が進行して何か取り返しのつかない状況になるよりはご本人の為かと思います。
    お母様には出来なくなっている現状も理解されてないようなので、施設のお話をするときに例えば、健全な老人しか入れない施設ということにして、強盗などあくまでもひとり暮らしが心配だから入所して欲しいという方向にしてはどうでしょう。
    住居型の施設を見たことがありますが、ヘルパーさんが効率良く各部屋を巡回されており、階によって介護レベルがわかれていたため、比較的健康な方はお友達が出来たりしてなかなか良かったです。

    • 蘭子 より:

      じゃがまりりんさん、

      まあ同居していないので、大変なところまで行っていないんですが(ファッジさんはすごい)、皆さんのコメントで、騙してもいいのかな、と思えるようになりました。母は何年待っても納得はしないと思うので、これからこっそり進めていこうと思います。 コメントありがとうございました。

  7. Tommy より:

    私はグループホームで働いています。
    施設に入所される方は認知症の程度は
    さまざまですが、お母様のような方も多くおられます。入所に関しては、ほぼ家族の意思で決められて入所されています。
    家から施設に来られる際は、例えば
    デイサービスの延長や病院の先生の紹介
    家の改築や修復のためなどさまざまな理由を
    本人に伝えているかたがほとんどです。
    ドライブの延長で来た方もいます。
    有料老人ホームよりはグループホームのほうが
    お母様に合っているかと思います。有料でもいろんな有料老人ホームがありますので詳しく確認された方が良いです。
    要介護度の問題は介護認定を再度受けてもらって現状をしっかりと調査員に伝え出来ないことは出来ないと伝えたり、認知の面で不安がたくさんあると伝えると良いかと思います。
    遠距離介護は本当に大変ですよね。
    お二人にとってよい方向に向かいますように
    願っています。

〜 コメントを送信する前に 〜

井戸端会議に遊びに来て頂きありがとうございます。
コメントを頂くことで成り立っているこのコーナー。
コメンテーターの方には大変感謝いたしております。

ネットの向こう側には、悩んでいる方、苦しんでいる方がおられます。
コメントをされる方は、その気持を汲んでいただき、配慮ある言葉選びをお願いいたします。
『それは違うよ!』と思われ、相談者さまとは別角度からのアドバイスを書き込まれる場合、あまりに強く否定的な文脈ですと、文章の主旨が届く前に心を閉ざされる場合がございます。
相談者さまにとっての良い〝気づき〟となるような、心に届くような気持ちでお書きくださいますようお願いいたします。
井戸端会議が多くのお嫁さんにとって有意義な相談場所となるよう、ご協力よろしくお願いいたします。

おすすめ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


− 5 = 4