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誰似?

誰似?

  
  
  

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何気ない会話のつもりだったが

ダンナが自分の父親の話をし始めた。

過去記事にも描いたが

ダンナが2歳の時に両親が離婚している。

 

 

父親にその次に会ったのは

葬式の遺影だったそうだ。

「生きている間に、ひとことだけでも

会話をしてみたかった」と

いつもの責めのダンナとは違う一面を見せた。

 

 

「そうそう、写真が1枚だけあるよ、見る?」と

お義母さんのアルバムから探してくきてくれた。

 

 

 

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ダンナが父親似だということを知った。

お義母さんは、先日の写真からイメージしていただければ

よろしいかと…

 

 

あ、久々に続く系…?









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誰似?(2)

  
  
  
  

今日のお話は昨日の続きです。

  

  

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なんと自ら、己の存在を否定!



この発言からもわかるように

お義母さんの子育ては成功した(?)といえる。

  
  
  

とにかく厳しかったそうだ。

  
  

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身の回りのことから箸の上げ下げまで、

とにかく、こと細かくしつけられた。

 

 


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今でこそカラーランドセルも当たり前だが

当時、茶色のランドセルは奇異だった。

高級皮革の特注ランドセルは

みんなのようなツヤもなくペチャンコだった。

 

 

 

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特に勉強は厳しかった。

どんなにがんばっても、ほめられた記憶がない。

 

 

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叱られる時のセリフはきまって、これだった。

「父親がいなくて、あんたは幸せだ。」と

言われているようで、幼いながらに

「なんか違う」と思っていた。

 

 

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本当に言われた意味がわからなくて、おふくろに聞いた。

おふくろは血相を変えて

ぼくの手を引いて友だちの家にどなりこんだ。

 

 

そのおふくろの剣幕で、事の重大さを知った。

自分の境遇は相当ほかとは違うらしい。

 

 

(つづく)









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